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第1回カーボン・オフセット大賞エントリー事例
「未来につなぐふるさとプロジェクト」によるカーボン・オフセットの取組み

応募団体:キヤノンマーケティングジャパン株式会社

1.応募する活動の名称・タイトル
「未来につなぐふるさとプロジェクト」によるカーボン・オフセットの取組み


2.活動の概要
<オフセットの分類>
商品使用・サービス利用オフセット

<排出量の事前認識・・算定>
①再生複合機「Refreshedシリーズ」
製造段階に排出するCO2をキヤノン独自の算出方法で算出iR C3380F-R (1台あたり)⇒115.5㎏
iR 3035F-R (1台あたり)⇒126.6kg
iR 3025F-R (1台あたり)⇒124.8kg

②使用済みトナーカートリッジ、インクカートリッジ
回収輸送時にトラックから排出するCO2を独自の算出方法で算出
トナーカートリッジ1本あたりの回収輸送負荷
インクカートリッジ1本あたりの回収輸送負荷


<オフセット対象範囲・・バウンダリ>
①再生複合機「Refreshedシリーズ」
製造段階に排出するCO2がオフセット対象
②使用済みトナーカートリッジ、インクカートリッジ回収輸送時にトラックから排出するCO2がオフセット対象


<排出削減努力の実施>
①再生複合機「Refreshedシリーズ」
「Refreshedシリーズ」は、市場から回収した複合機の再生モデルです。製造時に部品をリユースする等の取組みで、新品を製造するのに比べて、製造段階までのCO2排出量を削減しています。
CO2削減量の詳細は以下の通り
(1)iR C3380F-R
  質量比で平均84%の部品リユース率で、製造段階までのCO2排出量は新品製造時と比べ平均80%削減
(2)iR 3035F-R
(3)iR 3025F-R
  質量比で平均71%の部品リユース率で、製造段階までのCO2排出量は新品製造時と比べ平均71%削減

②使用済みトナーカートリッジ、インクカートリッジ
キヤノンは20年以上にわたり、使用済みカートリッジの回収・リサイクル活動を行っています。使用済みのカートリッジを回収しリサイクルすることで、新品を製造するのに比べてCO2排出量を削減しています。
CO2削減量の詳細は以下の通り
トナーCRG1本あたりCO2削減量: 2.907kg-CO2/本
インクCRG1本あたりCO2削減量: 0.025kg-CO2/個


<取組の実施期間>
2010年1月から開始し、今後も継続予定

<クレジットの種類>
J-VERを使用。

<プロジェクト名称>
①再生複合機「Refreshedシリーズ」三重県大台町宮川流域における持続可能な森林管理プロジェクト
②カートリッジ回収、フォトフレーム制作時のオフセット釜石地方森林組合による集約化施業(森林整備活動)を用いた温室効果ガス吸収事業~釜石市緑のシステム創造事業~


(右写真は三重県大台町オフセット対象地域森林)

<無効化に関する状況>
①再生複合機「Refreshedシリーズ」(無効化済み)2011/02/03 110トン
(無効化済み)2011/12/15 200トン
②カートリッジ回収のオフセット(無効化済み)2011/03/11 265トン
(無効化済み)2011/12/13 250トン


<情報サイト>
「未来につなぐふるさとプロジェクト」カーボン・オフセットの取組み
自社サイト紹介ページ
再生複合機「Refreshedシリーズ」の紹介ページ
iR C3380F-R
iR 3035F-R 
iR 3025F-R
カートリッジ回収の紹介ページ
自社サイト紹介ページ


3.CO2排出削減努力とカーボン・オフセットの内容
 キヤノンMJグループでは、環境への取り組みを最重要課題のひとつと捉え、2011年にはキヤノンMJグループ環境ビジョン「未来の森」2015を制定し、以下の活動に取り組んでいる。
・事業所や物流におけるCO2排出削減
・製品・ITソリューションでお客さまのCO2排出削減に大きく貢献
・環境分野で社会に貢献

 そのための具体的活動として環境配慮製品の販売促進、回収・リサイクル活動の推進、自然再生活動など様々な施策を実施しておりCO2排出量削減効果もあげているが、そうしたCO2削減につながる活動の結果において、最終的にゼロにならずに残るCO2排出量、CO2削減活動にともなう必要最小限のCO2排出量がある。その対策として環境保全活動「未来につなぐふるさとプロジェクト」の一環としてカーボン・オフセットの活用を検討した結果、一定量の効果があり、一般社会や事業者の共感が得られるものから優先的に実施する事とした。

(左写真は、岩手県釜石のオフセット対象地域森林)

①再生複合機
 使用済み複合機を市場から回収し再製造することで、あらたに製造する場合にくらべCO2排出量は削減できるがゼロにはならない。そのため新たに製造する場合との差分をオフセットする仕組みとした。

②使用済みカートリッジ回収・リサイクル
 使用済みのカートリッジを回収し、部品リユースやマテリアルリサイクルによる素材再利用などでカートリッジ製造時のCO2排出量削減につなげているが、使用済みカートリッジ回収における輸送時のCO2排出をオフセットすることでさらに効果を高めている。

4.CO2排出削減以外の効果
・環境配慮型製品の普及促進(再生複合機)
・回収、リサイクル活動の促進による省資源(再生複合機、使用済みカートリッジ)

5.普及啓発の効果①プレスリリースの実施
 2010年11月1日に、環境保全活動「未来につなぐふるさとプロジェクト」の取組みの一環として、カーボン・オフセットを行うことをプレスリリースし、インターネットニュース等に取り上げられました。
また、日刊工業新聞の1面に記事(掲載されました。プレスリリース

②ウェブ・カタログ・イベント等による紹介
 キヤノンホームページや製品カタログ、会社案内での紹介/エコプロダクツ2011、Canon Expo等イベントでの紹介。ホームページや製品カタログ、イベント等で、オフセットの取組みを紹介し、お取引先様やお客様へPRを行い、認知向上に一定の効果があった。
GREEN NAVI 回収シミュレーター 
未来につなぐふるさとプロジェクト特設サイト
トナーカートリッジ回収20周年特設サイト 

6.ストーリー性
 「未来につなぐふるさとプロジェクト」はキヤノンMJグループ環境ビジョン「未来の森」2015の活動のひとつ「環境分野で社会に貢献」の施策であり、ステークホルダー参加型自然再生活動とカーボン・オフセットによる森林再生支援をおこなっている。そしてカーボン・オフセットの活用は、以下の観点から環境配慮製品の販売、使用済み製品の回収・リサイクルといった本業としての事業活動に優先的に取り入れることとした。

市民・事業者は環境配慮製品の購買や、回収・リサイクルへの協力が直接CO2削減につながる事をより実感できる。
環境負荷低減に貢献したいと考える市民・事業者の期待に応える。
事業活動を通じてカーボン・オフセットについて社内外の意識啓発につなげる。
本業としての事業活動に組み込むことで取り組みの継続性が担保されJ-VER購入先である地域(三重県大台町、岩手県釜石)の自然再生活動への継続的な支援につながる。


 以上の通り本業である事業活動の遂行と社会的責任遂行の一致により継続性・発展性のある取り組みにつなげていきたい。






CO-Net事務局

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