ページの先頭



第1回カーボン・オフセット大賞エントリー事例
2011年度・環境絵日記による、横浜市小学生のカーボン・オフセット

応募団体:横浜市資源リサイクル事業協同組合

1.応募する活動の名称・タイトル
2011年度・環境絵日記による、横浜市小学生のカーボン・オフセット


2.活動の概要
<オフセットの分類>
自己活動オフセット支援

<排出量の事前認識・・算定>
(1)排出量の事前認識
 環境絵日記応募者の家庭におけるテレビ・冷蔵庫等より排出される二酸化炭素(1.71kg-CO2)
 2011年度の環境絵日記応募者は18,690人であるため、1.71kg-CO2×18,690人=31,960kg-CO2である。

(2)オフセット量
 環境絵日記への応募を通じて、応募者一人当たり1kg-CO2オフセットした。2011年においては18,690点の作品が応募され、応募者の日常生活を対象に19tの二酸化炭素がオフセットされた。

<オフセット対象範囲・・バウンダリ>
 国立環境研究所の温室効果ガスインベントリオフィス「日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2009年度確定値)」における2009年度(最新)値の内、一般家庭の“動力他”より排出される二酸化炭素の、一日分の排出量を算定対象範囲とする。排出量・オフセット対象に関しては、上の項目の記載内容と同じである。

<排出削減努力の実施>
(1)本案件に関する排出削減努力の実施
 「環境絵日記全作品の電子データ化」により、各展示場のテーマにあった作品をwebでピックアップできるようになり、必要な作品だけを印刷することで、無駄な印刷、紙の使用を削減している。

(2)本案件外での排出削減努力の実施
 ISO14001を取得し、環境マネジメントシステムの構築に努めている。また、資源集団回収で集めた新聞紙・ちらし・牛乳パック、横浜市内のオフィスで回収した古紙を活用し、さまざまなオリジナル再生品を作っている。

<取組の実施期間>
 6月下旬に横浜市内の各学校に対して応募用紙を配布し、絵日記の募集を開始した。募集期間は、学校の夏季休業期間後の9月5日となっている。募集期間終了以後は、横浜市長賞や横浜市水道局長賞など23の賞の受賞作品を選定し、市内の「JICA横浜ギャラリー」や「横浜ホームコレクション」等のイベントで受賞作品を展示した。
<クレジットの種類>
J-VER

<プロジェクト名称>
釜石地方森林組合による集約化施業
(森林整備活動)を用いた温室効果ガス吸収事業

<無効化に関する状況>
2011年11月21日に無効化済

<情報サイト>
自社サイト:環境絵日記

3.CO2排出削減努力とカーボン・オフセットの内容1 排出削減努力
運営側の排出削減努力
 「環境絵日記全作品の電子データ化」により、各展示場のテーマにあった作品をwebでピックアップできるようになり、必要な作品だけを印刷することで、無駄な印刷、紙の使用を削減している。

応募者の排出削減努力の普及・啓発
 2011年度の環境絵日記の取り組みでは、横浜市の小学生を対象に、日常生活のどのような活動で二酸化炭素が排出されるか、1kg-CO2に相当する具体的な活動を例示した(テレビの使用時間、冷蔵庫の稼働時間等)広報資料を配布し、自身の排出量を知り、温暖化を防止するうえで自身に出来る環境活動を啓発した。
 
2 カーボン・オフセットの内容
 2011年度の環境絵日記では、上記の絵日記応募者へ排出量の周知・排出削減の取り組みの促進を啓発した上で、環境絵日記応募者一人当たり1kg-CO2をオフセットした。オフセット対象は、応募者の日常生活において、家庭のテレビや冷蔵庫の使用による排出量である。排出権には、岩手県釜石地方森林組合により創出されたJ-VERを利用し、環境絵日記への応募が東北地方の被災した林業を支援する取り組みとなっている。
 
3 今後の事業方針
 本取り組みは12年間に渡り実施されてきたものであり、来年以降も継続してオフセットの取り組みを実施する予定である。

4.CO2排出削減以外の効果
 環境絵日記では、小学生の環境への意識・取り組みを400字程度の文章と絵にまとめて応募する取り組みである。本年度の環境絵日記のテーマは「わたしの3R夢大作戦」「未来のエネルギー」「わたしにできるもったいない」の3テーマであった。

1 私の3R夢大作戦
 今年から横浜市は「3R夢プラン」を制定し、リデュース(発生抑制)・リユース(再利用)・リサイクル(再生利用)を進めている。
環境絵日記では、その中でも特にリデュースの取り組みを推進しており、リデュースについての絵日記を募集した。

2 未来のエネルギー
 現在の火力発電や原子力発電に代わる、子どもたちが考える環境にやさしい未来のエネルギーのアイデアについての絵日記を募集した。

3 わたしにできるもったいない
 子どもたちが楽しみながらできる「もったいない」の活動についての絵日記を募集した。楽しくできる節電や、楽しくできる節約、楽しく物を大切に使うといった取り組み内容が多く集まった。

 以上のようなテーマ設定により、子供たちや各家庭に対して以下のような効果がある取り組みの啓発効果が期待される。
・ごみの削減
・エネルギーに対する理解促進
・節電の促進
・節約の促進

 また、環境絵日記におけるカーボン・オフセットの取り組みを月刊リサイクルデザイン(9万部発刊)にて周知することで、応募者以外にもカーボン・オフセットの意義を啓発している。

5.普及啓発の効果
地域での継続した取り組み
 本取り組みは今回で12年目の実施であり、地域に根づいたイベントとなっている。応募枚数に関しても、初年度の1,152作品から、昨年度は18,690作品と10倍以上にまで伸び、地域の小学生の環境意識を啓発する取り組みとして地域への広がりをみせている。

6.ストーリー性1 小学生によるカーボン・オフセット
 環境絵日記の応募対象は、横浜市の小学生である。
 環境絵日記の作成を通じて、日常生活のどのような活動で二酸化炭素が排出されるのか、地球温暖化が引き起こす問題、それに対して身近でできるエコ活動等を、学校の夏季休業期間を通じて自身で考え、実践し、絵日記にまとめることで、児童への地球温暖化問題の重要性の周知に繋がると同時に、次世代の環境事業を担う小学生にカーボン・オフセットの意義を啓発する取り組みとなることが期待される。

2 被災地支援につながるカーボン・オフセット
 この取り組みに利用した排出権は釜石地方の森林組合によって創出されたJ-VERを使用している。
 環境絵日記への応募を通じて、環境活動だけではなく、小学生の応募作品が被災した現地の林業を支援する取り組みとなっている。






CO-Net事務局

toiawase


CO-Netニュースはfacebookでもご覧いただけます。