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第1回カーボン・オフセット大賞エントリー事例
カーボン・オフセット印刷の普及・啓発事業

応募団体:サンメッセ 株式会社

1.応募する活動の名称・タイトル
カーボン・オフセット印刷の普及・啓発事業


2.活動の概要
<オフセットの分類>
商品使用・サービス利用オフセット

<排出量の事前認識・・算定>
 受注案件ごとに印刷物1点ずつ、LCAを実施。(これまでの実績のべ、21件)のちのCFP試行事業のPCRに添う形に変更し、算出。(電力は実測ではなく、定格を活用。総電力使用量より按分して算出。按分率は過去の実績に基づき按分をおこなっております。)

<オフセット対象範囲・・バウンダリ>
 お客様の要望に合わせる形でバウンダリを変更。通常であれば、原材料調達から製造段階までとしています。要望に応じて、製造段階のみオフセットも行ないました。
 それぞれの場合、すべての商品についてバウンダリを明記し、全量オフセットでない場合は、何パーセントにあたるかまで明記しています。

<排出削減努力の実施>
 2004年に印刷産業環境優良工業表彰ということで最高の賞である経済産業大臣賞を受賞してはおりますが、最新の活動としましては、原材料では、FSC認証紙の使用や、非木材紙の推奨、ベジタブルインキ(ライスインキ)。製版分野では、ケミカルレスCTPシステム、インキセーバー。印刷分野では、水なし印刷を始め、オンデマンド印刷など、環境負荷の少ないものを選び製造しています。

<取組の実施期間>
 オフセットの活動は2010年の春からはじめました。
 その取り組みは弊社の「環境報告書2010」にも掲載し、その年の印刷新報にも大々的に取り上げて頂きました。主な事例として、長浜信用金庫様の預金チラシ、新江州様の会社案内、大垣共立銀行様のクールビズポスター、トヨタ関連会社様の環境報告書・CSRレポート、某国立大学法人様の環境報告書、JAにしみの様の2012年カレンダー他がございます。

<クレジットの種類>
J-VER 、CER、AAU、(グリーン電力証書)
 取り組み当初は、イメージのしやすい京都クレジットを活用しておりましたが、世論の動きにあわせ、J-VERを提案し、採用して頂く企業様も増えました。

<プロジェクト名称>
CERインドの風力発電事業 CDM:1053 IN-000-031-934-189 他
インドの水力発電事業 CDM:0750  IN-000-000-063-219-681 他
インドの水力発電事業 CDM:0000903 IN―000-000-063-219-722 他
AAUニュージーランドの森林吸収事業 NZ-000-000-000-620-495 他
J-VER岩手県釜石地方森林組合 森林整備活動 JP-200-000-000-036-40 他


<無効化に関する状況>
その都度、償却を実施しています。
(償却実務は購入先であるカーボンフリーコンサルティングが担当。書面にて報告を受ける。)
(おおよそ、購入の翌月末までに償却を実施。)

<情報サイト>
「環境報告書2010」の6ページ
「環境報告書2011」の20ページ

3.CO2排出削減努力とカーボン・オフセットの内容
 オフセットをするにあたり、CO2の算出を自社で行なうことをなにより大切にしてきました。カーボン・オフセットに取り組む理由になったキッカケとして、クライアント様の包装を簡易包装にすることで環境配慮型の出荷方式を算出提案したことが始まりでした。
 算出した経験から、排出量を減らす為にはどんなことが出来るか?
 コンサルタントに一任することでは見えない、自社で行なうがゆえに真の環境対応とは何かを考える事ができたと思います。そこにニーズがあれば、グリーン電力証書を活用した印刷物、カーボンフットプリントを行なった印刷物の作成まで、全てこのオフセットの取り組みから始まりました。
 今後は、印刷物へのオフセットと被災地支援のカーボンオフセットクレジットを組み合わせて提案することや、中部カーボン・オフセット推進ネットワーク事務局の株式会社ウェイストボックス様と協働で、弊社の得意先様にもオフセットを知ってもらい、クレジットの創出などに取り組んで行きたいと考えています。

4.CO2排出削減以外の効果
 新聞紙面に掲載されたことで、環境貢献企業としての地位向上はもちろん、全国10箇所にある拠点からのカーボン・オフセットの依頼がありました。岐阜県大垣市という地方都市から全国に広がる環境貢献の輪が広がったことが一番の貢献だと考えます。

5.普及啓発の効果
 昨年度行なわれた「第3回カーボン・オフセットEXPO in 名古屋」を始め、「びわ湖環境ビジネスメッセ」、「ものづくり岐阜テクノフェア」、「リーディング産業展みえ」、「メッセなごや」、「自社展示会:サンメッセ情報技術展示会」数多くの展示会に、当社のブースのメインとして『カーボンマネージメント』を取り上げ、情報発信をしてまいりました。その結果、昨年の12月までにのべ21社とカーボン・オフセットを行なった印刷物を作成する事が出来ました。
 担当者の私から思うことは、多くの会社様は、カーボン・オフセットをコンサルティング会社に任せることで、さも、自社が取り組んだと言っていることです。任せることを批判する訳ではありませんが、社内で取り組まなければ見えないものがあると思うのです。
 その見えないものを今年度「第6回カーボン・オフセットEXPO」でお話させて頂きました。
 これらの情報発信を通じ、地元の団体であります「西美濃農業協同組合」様からJ-VERを活用したカーボン・オフセットのカレンダーを作成することが決まりました。
 担当者様もオフセットについて理解があり、また被災地支援のクレジットを活用した日本で初の事例として地元紙にも取り上げて頂きました。

 確実に活動が理解され、芽生えから成長期にあると感じています。

 また、創出する団体が多くある中、活用するという観点に立った企業はそれほど増加している様には思えません。継続することに意味があるカーボン・オフセットを今まで以上に広げて行ける様取り組んで行きたいと考えています。

6.ストーリー性
 2010年は、カーボン・オフセットの理解という点から京都クレジットをメインに印刷物にカーボン・オフセットを活用して頂くように5.でも書きました展示会などで大々的に広報を行ないました。
 2011年は、飛躍の年として、京都クレジットにとどまらず、積極的に森林関係に強みがある『J-VER』を軸に提案を行ないました。 各展示会では、毎年秋に話題に上るCOP(締約国会議)のニュースから環境への理解と結びつけ、カーボン・オフセットだけなく世界における日本国の立ち位置などについても来て頂ける方と情報交換をし、弊社の活動に理解を求めました。深くコミュニケーションを取ることで相互理解が生まれ、受注に繋がったケースもありました。一言では説明出来ないこのカーボン・オフセットという仕組みを深く共感を得るためには、深くコミュニケーションをすることが大切だと認識し、活動しています。






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